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徒然覚書

学説の要約、個人的なメモなど。

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インド神話

【最高神】
ヴィシュヌ
三神一体論では3つの最高神の1つで世界を維持する役目があるとされる。乗り物は鷲。
4本の腕を持ち、右にはチャクラと棍棒を左には法螺貝と蓮華を持つ男性の姿で表される。
そのためチャトゥルブジャ(4つの武器を持つ者)という称号も持っている。

※チャクラとは
「スダルサナ」とも呼ばれ、万物を断ち切る程の威力を持ち、
一切の無知を破る宇宙神の偉大な力の象徴といわれている。

アヴァターラと呼ばれる10の姿に変身して地上に現れるとされる。
これは、偉大な仕事をした人物を「ヴィシュヌの生まれ変わり」として
信仰に取り込む為の手段であったと考えられる。


【太陽神】
ヴェーダ神話「スールヤ(太陽神)とウィシャス(暁の女神)」
スールヤは七等の金色の馬に引かれた車にのって天空を東から西へ馳せる。
恋人のウィシャスは若く美しい舞姫で、太陽より先に東天に現れ夜の暗闇を払って生類を目覚めさせる。

※ヴェーダ神話
 中央アジアの乾燥した地方からアーリア人が移住した際
 雨季が多く気候変化の激しいインドに感激し自然現象や天体の威力を神として崇拝した。


【逸話】
日食の起源。
神々がアスラ(悪魔)と協力し、不死の飲料アムリタ(甘露)を得ようと
海中の亀の王の背に曼荼羅山を載せて、神が頭を、悪魔が尾を持ちぐるぐる回した。
山の獣達は死に、草木の汁は海へ流れ出て乳のようになった。(乳海の出現)
まだまわしていると海から太陽と月が出現し、女神シュリーや白鳥が現れ、
最後にダヌヴァンダリ神がアムリタを盛って出てきた。
悪魔をのけ者にし、神々だけがその薬を飲んでいると魔族ラーフが神に変装し薬を飲もうとした。
しかし、日神月神がそれをヴィシュヌ神に報告し、失敗してしまう
それ以来ラーフは太陽・月をうらみ、二人を捕らえて日食・月食を起こすようになる。


◆参考文献
「インドの神話」田中於み弥(1983)筑摩書房
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