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徒然覚書

学説の要約、個人的なメモなど。

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エジプト神話

◆天体・天空に関係する神
◆動物に関係する神
◆雑多な起源を持つ神

に大別できる。


【創世神話】
大きく分けて2つの説がある。

(1)
ヌンという深淵から太陽神が知力を使って生まれた。
太陽神はヘオポリス(太陽の都市)という丘を作る。
太陽神は影と一体化し、神の一族を作り上げた。
その子供がシューとテフヌトである。しかし二人は深淵の中に消えていってしまう。
太陽神は二人を探すために自分の目を深淵の中に投げ込んだ。
その後二人は無事に生還し、そのときに流した喜びの涙が最初の人間になった。


(2)
太陽神は何でも創造できる神であり、
自分が生まれた深淵(ヌン)も自分で作った。
ケプリは息から男性神シューを、蒸気と雨から女性神テフヌトを創造し、
二人が結ばれて大地ゲブと空ヌトが生まれる。
これにより世界に必要な物質が揃った。
その後、二人の子供が深淵から生還した後、喜びの涙が人間となる。
この時、ケプリによって隠されていた太陽が姿を現す。


【最高神】
太陽神 ラー
「わたしは天と地の創始者、山と水と海の創始者、
愛の源である《母なる牝牛》の創造者、二つの地平線の創造者、
神々に魂をおき、目を開いた者、ナイル河に水をもたらす者、
時間と日と年の祭日を決め、ナイルの洪水を生ぜしめた者、
火をつくり、家に食物を用意する者、
朝はヘペラー、昼はラー、夕方にはトゥムと呼ばれる者だ。」
(エジプトの神話(矢島文夫)P50 L10)


【太陽神】
ラー
天の船に乗って天空を東から西へ進むと考えられている。
・ホルス神(天空を飛ぶ鷹)
・アトゥム神
・アモン神
・火の玉をころがしながら天空を進む巨大な甲虫(スカラベ)
とも混合視される。



【他神との関係性】
月神ホンスはテーベの地方的な神としてのみ登場。
病気治療の神として多くの人たちの厚い信仰を受けていたようだ。
古代エジプトではこれ以外の天体の神はいない。自然神は多々居る。


■参考文献
「世界一わかりやすい世界の宗教」ブランドン・トロポフ(2003)総合法令出版株式会社
「エジプトの神話」矢島文夫(1983)筑摩書房
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