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徒然覚書

学説の要約、個人的なメモなど。

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地域的文化の流入

いつどのような文化によって運ばれ
いかなる経路でわが国にまで伝播したのか?


■ジョルジュ・デジュメル
フランスの言語学者・神話学者
印欧語族の古神話に共通する構造を明らかにした。


1960~現代までの研究
日本神話が印欧語族の古神話と細部まで一致した構造を持っている事が判明。
(ギリシア・ゲルマン・ケルト)

ユーラシアのステップ地帯のイラン系騎馬遊牧民 →
アルタイ系遊牧民 → 朝鮮半島 → 日本 と伝播


【日本神話の構成】
 起源が異なる要素が混ざり合い複合的に構成されている。
 ・印欧文化
 ・中国の揚子江以南からインドシナ・アッサムにかけての東南アジア地域
 (水田による稲作・焼畑による雑穀栽培。二種の農耕文化)


日本の文化形成は地形が重要な鍵

【北】千島、樺太、沿海州
 狩猟―北方ユーラシアの森林地帯と接続
 ⇒縄文文化(原始的狩猟・漁撈文化)

【西】本州、九州
 騎馬―旧満州、蒙古、カザフスタン、南ロシアにまたがるユーラシア・ステップ地帯
 ⇒古墳文化(馬匹飼育遊牧民文化)

【西南】朝鮮半島南部
 農耕―中国中南部、インドシナ、インド、東南アジアモンスーン地帯
 ⇒弥生文化(稲作文化)

【南】九州南端
 漁撈―台湾、フィリピン、インドネシア諸島からなるオセアニア地域
 ⇒縄文文化(漁撈文化)
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