忍者ブログ

徒然覚書

学説の要約、個人的なメモなど。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

エジプト神話

◆天体・天空に関係する神
◆動物に関係する神
◆雑多な起源を持つ神

に大別できる。


【創世神話】
大きく分けて2つの説がある。

(1)
ヌンという深淵から太陽神が知力を使って生まれた。
太陽神はヘオポリス(太陽の都市)という丘を作る。
太陽神は影と一体化し、神の一族を作り上げた。
その子供がシューとテフヌトである。しかし二人は深淵の中に消えていってしまう。
太陽神は二人を探すために自分の目を深淵の中に投げ込んだ。
その後二人は無事に生還し、そのときに流した喜びの涙が最初の人間になった。


(2)
太陽神は何でも創造できる神であり、
自分が生まれた深淵(ヌン)も自分で作った。
ケプリは息から男性神シューを、蒸気と雨から女性神テフヌトを創造し、
二人が結ばれて大地ゲブと空ヌトが生まれる。
これにより世界に必要な物質が揃った。
その後、二人の子供が深淵から生還した後、喜びの涙が人間となる。
この時、ケプリによって隠されていた太陽が姿を現す。


【最高神】
太陽神 ラー
「わたしは天と地の創始者、山と水と海の創始者、
愛の源である《母なる牝牛》の創造者、二つの地平線の創造者、
神々に魂をおき、目を開いた者、ナイル河に水をもたらす者、
時間と日と年の祭日を決め、ナイルの洪水を生ぜしめた者、
火をつくり、家に食物を用意する者、
朝はヘペラー、昼はラー、夕方にはトゥムと呼ばれる者だ。」
(エジプトの神話(矢島文夫)P50 L10)


【太陽神】
ラー
天の船に乗って天空を東から西へ進むと考えられている。
・ホルス神(天空を飛ぶ鷹)
・アトゥム神
・アモン神
・火の玉をころがしながら天空を進む巨大な甲虫(スカラベ)
とも混合視される。



【他神との関係性】
月神ホンスはテーベの地方的な神としてのみ登場。
病気治療の神として多くの人たちの厚い信仰を受けていたようだ。
古代エジプトではこれ以外の天体の神はいない。自然神は多々居る。


■参考文献
「世界一わかりやすい世界の宗教」ブランドン・トロポフ(2003)総合法令出版株式会社
「エジプトの神話」矢島文夫(1983)筑摩書房
PR

インド神話

【最高神】
ヴィシュヌ
三神一体論では3つの最高神の1つで世界を維持する役目があるとされる。乗り物は鷲。
4本の腕を持ち、右にはチャクラと棍棒を左には法螺貝と蓮華を持つ男性の姿で表される。
そのためチャトゥルブジャ(4つの武器を持つ者)という称号も持っている。

※チャクラとは
「スダルサナ」とも呼ばれ、万物を断ち切る程の威力を持ち、
一切の無知を破る宇宙神の偉大な力の象徴といわれている。

アヴァターラと呼ばれる10の姿に変身して地上に現れるとされる。
これは、偉大な仕事をした人物を「ヴィシュヌの生まれ変わり」として
信仰に取り込む為の手段であったと考えられる。


【太陽神】
ヴェーダ神話「スールヤ(太陽神)とウィシャス(暁の女神)」
スールヤは七等の金色の馬に引かれた車にのって天空を東から西へ馳せる。
恋人のウィシャスは若く美しい舞姫で、太陽より先に東天に現れ夜の暗闇を払って生類を目覚めさせる。

※ヴェーダ神話
 中央アジアの乾燥した地方からアーリア人が移住した際
 雨季が多く気候変化の激しいインドに感激し自然現象や天体の威力を神として崇拝した。


【逸話】
日食の起源。
神々がアスラ(悪魔)と協力し、不死の飲料アムリタ(甘露)を得ようと
海中の亀の王の背に曼荼羅山を載せて、神が頭を、悪魔が尾を持ちぐるぐる回した。
山の獣達は死に、草木の汁は海へ流れ出て乳のようになった。(乳海の出現)
まだまわしていると海から太陽と月が出現し、女神シュリーや白鳥が現れ、
最後にダヌヴァンダリ神がアムリタを盛って出てきた。
悪魔をのけ者にし、神々だけがその薬を飲んでいると魔族ラーフが神に変装し薬を飲もうとした。
しかし、日神月神がそれをヴィシュヌ神に報告し、失敗してしまう
それ以来ラーフは太陽・月をうらみ、二人を捕らえて日食・月食を起こすようになる。


◆参考文献
「インドの神話」田中於み弥(1983)筑摩書房

ブログ内検索

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
自己紹介:
一学生です。
http://twitter.com/spectacleP

最新コメント

[07/03 メモ]

Copyright © 徒然覚書 : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]